齋藤一徳もいずれは一国一城の主
「一国一城の主」とはなんと聞き心地のいい言葉でしょう。
城はまさに主そのものの力の象徴です。
それは、日本だけでなく世界中で言えることです。
大きい建造物を作ることは権力者のロマンが詰まっています。
現代においても、自分の家を持つことは大きいステータスです。
私もいずれ戸建てを持ちたいと夢見ています。
城の工事は「普請(ふしん)」と呼ばれる土木工事と「作事(さくじ)」という建築工事にわかれています。
「普請」では堀の掘削や曲輪の造成、石垣の積み上げが行われます。
徳川家康が命じた天下普請では、複数の大名達が分担して普請にあたり、それらの大名達を統括する普請奉行が幕府から任命されました。
普請の中でも石垣積みは一大イベントだったようで、巨大な石材の運搬では大名自ら音頭を取って現場を盛り上げることもあったそうです。
「普請」が終わると天守や門などを建てる建築工事「作事」が始まります。
作事には普請奉行とは別に作事奉行が任命され、左官や大工など専門の職人が雇われました。
名古屋城(愛知県)の築城期間は普請に約1年、天守造営で約2年でした。
大規模に人員を動かせる大名家の築城にかかる期間は約3年が一般的と考えてよいでしょう。
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